前回の記事では介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の介護職の平均給与、平均年収をご紹介しました。
今回はそれ以外の事業での平均給与、平均年収をご紹介していきたいと思います。
< プロフィール >
- 43歳 介護士
- 元いじめられっ子
- 夢は介護タクシー開業。現在準備中。
- いじめられっ子ならではの処世術を発信
- 現役介護士から見た介護の世界を発信
介護老人保健施設
勤続年数 | 平均給与額(単位:円) | 平均年収(単位:円) |
初年度 | 317,460 | 3,809,520 |
5年 | 330,470 | 3,965,640 |
10年 | 356,970 | 4,283,640 |
20年以上 | 387,090 | 4,645,080 |
介護療養型医療施設
勤続年数 | 平均給与額(単位:円) | 平均年収(単位:円) |
初年度 | 299,040 | 3,588,480 |
5年 | 307,130 | 3,685,560 |
10年 | 298,360 | 3,580,320 |
20年以上 | 359,620 | 4,315,440 |
介護医療院
勤続年数 | 平均給与額(単位:円) | 平均年収(単位:円) |
初年度 | 291,210 | 3,494,520 |
5年 | 314,460 | 3,773,520 |
10年 | 329,280 | 3,951,360 |
20年以上 | 336,820 | 4,041,840 |
訪問介護事業所
勤続年数 | 平均給与額(単位:円) | 平均年収(単位:円) |
初年度 | 277,480 | 3,329,760 |
5年 | 305,440 | 3,665,280 |
10年 | 318,320 | 3,819,840 |
20年以上 | 353,730 | 4,244,760 |
通所介護事業所(デイサービス)
勤続年数 | 平均給与額(単位:円) | 平均年収(単位:円) |
初年度 | 262,880 | 3,154,560 |
5年 | 276,670 | 3,320,040 |
10年 | 320,650 | 3,847,800 |
20年以上 | 369,320 | 4,431,840 |
通所リハビリテーション事業所
勤続年数 | 平均給与額(単位:円) | 平均年収(単位:円) |
初年度 | 276,470 | 3,317,640 |
5年 | 295,220 | 3,542,640 |
10年 | 313,660 | 3,763,920 |
20年以上 | 361,300 | 4,335,600 |
特定施設入居者生活介護事業所
勤続年数 | 平均給与額(単位:円) | 平均年収(単位:円) |
初年度 | 298,580 | 3,582,960 |
5年 | 320,030 | 3,840,360 |
10年 | 348,010 | 4,176,120 |
20年以上 | 387,030 | 4,644,360 |
小規模多機能型居宅介護事業所
勤続年数 | 平均給与額(単位:円) | 平均年収(単位:円) |
初年度 | 279,140 | 3,349,680 |
5年 | 287,500 | 3,450,000 |
10年 | 313,090 | 3,757,080 |
20年以上 | 385,390 | 4,624,680 |
認知症対応型共同生活介護事業所
勤続年数 | 平均給与額(単位:円) | 平均年収(単位:円) |
初年度 | 281,850 | 3,382,200 |
5年 | 290,350 | 3,484,200 |
10年 | 310,450 | 3,725,400 |
20年以上 | 349,440 | 4,193,280 |
まとめ
詳しくは厚生労働省のHP「介護事業事態調査」を参照して下さい。
前回の記事と今回の記事は、介護事業従事者の平均給与をまとめてみました。
その結果として僕が感じたことは2つ。
1、介護現場では「特養」や「老健」が給与面は良い。
2、入職し、長くとも5年間の勤務がコスパが良い。
1については、同じ介護業務を担うのであれば給与は多ければ多い方が良い、という考えからです。
同じ介護現場でもやはり事業所により差異があり、あなた自身がどんな介護現場を求めるかによります。いくら給与面が良くとも働きたくなければ意味がありません。
2については、初年度から少しづつ昇給するとはいえ、初年度と勤続10年の給与の差があまりにもコスパが悪いと感じたからです。
10年間勤務をしても、初年度との給与の差は僅か3〜4万円程であり、あまりにも10年という人生の時間が勿体ない気がします。
もちろん、介護の仕事に置いてあなたがどのようなビジョンを持っているかにより、介護現場で求めることも異なります。
しかしやはり人生という時間を意識した際、介護現場では長くとも5年が妥当であると思います。
初年度と勤続5年では1万4、5千円の違いですが、その年月で介護現場で求められるスキルはほぼ習得されているはずです。
先に記したように、あなたがどのようなビジョンを持っているのかによりますが、施設など「組織」にいる以上求められるのはマネジメント能力など「経営力」になります。
ですから、10年間も勤務するはコスパが悪く、勤続5年を目処に「次」へステップアップした方が良いと考えました。
・・・かくいう僕自身、勤続10年を超えておりもっと早く気がつくべきだったと若干後悔をしておりますが、自分自身の選んだ10年を否定したくはないので、このようにブログにて体験した場面や得た知識などを発信している次第です。
あなたも給与面など今後のビジョンについて今一度是非考えてみてはいかがでしょうか。
seeya !